| 接客の留意点 |
| ムスリム(イスラム教徒)は現在世界中に10億人以上また一説に13億人以上の信徒を抱え、人類の5人に一人がムスリムといわれています。ただ、イスラムは宗教を職業とする聖職者が居らず、社会と社会、人と人の接触によって伝播していくという特徴をもっていますから、アジアの東端の島国である我が国は、歴史上ほとんどイスラムと接触することがなく、イスラムから隔絶された状況だったようです。近年になり、急速に人と人の交流が活発となり、ムスリムと接する機会が増え、また、情報化も進み否応なしに様様な文化が押し寄せる現代では、もうイスラムも縁遠いものではなくなってきつつあります。今後日本人が国際化していく上で世界の大きな勢力であるイスラムを知らないで済ませるわけにもいかなくなっています。今回はいい機会だと思いますので、この機に、イスラムを学び、実際にムスリムたちと接して、国際感覚を身に付けてください。 | |
| ★発想 | |
| ムスリムは、創造主でありすべてをコントロールする絶対的な神を信仰しています。一時とて神の存在を忘れることはよろしくないとされ、行為を起こす時はすべて「神の名において」(ビスミッラー)おこない、一つのことが終われば「神に感謝します」(アルハムドリッラー)で結びます。 | |
| ★礼拝 | |
| 一日5回ちょうど生活時間帯の節目に礼拝に立ちます。礼拝の前には、所定の手続きで体を清め、メッカの方向に向かって礼拝します。それは、新居浜においては北から西へ約70度の方向にあたります。礼拝所要時間は約5分間です。俗世間からしばし離れ、神との対話を行う時間ですから、静かな環境でさせてあげてください。なお、礼拝している前を横切ることは避けてください。 | |
| ★挨拶 | |
| 神こそが絶対的な存在であり、畏怖し、感謝する対象です。だから、頭をたれる対象は神のみであって、人間には頭を下げません。挨拶は、握手や抱擁もって行います。会釈や立礼をしないからといって高慢な訳ではありませんので誤解をしないようにしてください。また、立礼(お辞儀)などを強制しないようにしてください。 | |
| ★トイレ | |
| 大便・小便については、排便後通常水で洗浄します。大会会場のトイレ、宿泊先のトイレに、水を入れる容器を準備しておく必要があります。シンガポールの一般家庭では、水洗の和式便器を使用し、便器の側に水道の蛇口があり、ホースを繋いで便器に水を流すようにしています。 日本の家庭に見られる便所と準備品: 1、水洗洋式、水洗和式トイレの場合:便所にバケツを用意していればよいでしょう。 2、水洗洋式にワッシュレット:問題はありません。操作方法のみ教えてあげてください。 3、汲み取り式の場合:多量の水を流し込むわけはいけないので、ちょっと困ります。短い滞在ですから、水を極力少量の使用でお願いして、1と同じようにセットしておいてください。 |
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| ★飲食 | |
| イスラム教徒にもいろいろありますが、多民族国家ゆえにシンガポールのイスラム教徒は、食事に関する項目は特に神経質だと思えます。 主に次のことに注意してください。 1、アルコール分の禁止。 酒やビールなどはもちろんのこと、アルコール分が入っている料理も避けてください。 2、肉類に関して。 ・豚肉は全く食べません。ハム、ソーセージなども豚肉が混ぜられているので使えません。 ・牛肉、鶏肉など豚以外の肉も、所定の手続きを踏んで堵殺されたものでないと食べられません。なお、合法肉は通販などで販売しています。金額は市販のものと同じ値段です。 3、油に関して 上記の理由をみれば、ラード、動物性油脂は使用できないのはお分かりと思います。植物性のものをお使いください。 ※シーフード、穀類、野菜類はすべて合法ですので、どんどん使用してください。 |
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